AIツール自動化で一人開発者が月1万ドル達成する実例分析

最近では、一人でAIを使ったSaaSとか、拡張機能やプラグインみたいなものを作って、それが月に十数万円から百万円以上の収益になっているケースが目立つようだ。そういう人たち、何か大きなチームじゃなくて本当に一人とか二人だけで回してることも多いらしい。例えば2023年の春頃に出てきたFounderPalというサービス。これ、マーケティング戦略を自動で提案してくれるAIツールなんだけど、開発者は二名のみ。社員も他にいないっぽい。

このFounderPal、MVP（最初のシンプルなバージョン）をわずか一ヶ月もしないうちに作ったとかで、その時はノーコード系のBubbleとXano、それからOpenAIのAPIなど組み合わせてたみたい。初期費用も数千円レベルだったという話もあるけど、そのへんは少し曖昧。ただ、そんな短期間&低コストで形になったにも関わらず、「一度支払えばずっと使える」みたいな買い切り型プラン（当時は2万円台ぐらい？）を主力にしたことで、多分半年くらい経った頃には合計数百万円近く売り上げていた様子。「サブスク（月額制）」よりも単発払いのほうが売りやすかったらしくて、毎月新規ユーザーがそれなりに入ってくる流れだった。

集客方法としては派手さより地道なSEOやメールリスト活用、それから無料ツール配布なんか重視している印象。一番最初はProduct HuntやX（旧Twitter）あたりで告知していたけれど、その後はサイト内に「ペルソナ自動生成」や「スローガンメーカー」みたいな小さい無料サービスを増やしていて、この辺が今では毎日数百～千人近くアクセスを呼び込んでるとのこと。その結果、新しいメールリスト登録者も毎日数十～百人程度増えているようだし、この流れが有料版への自然な誘導になっているっぽい。

大成功と言えるほど爆発的ではないかもしれないけど、一部ユーザー層には安定的な支持も見えてきた例、と言えそうだ。それと、「一度作った仕組み」が後々まで細々と効果を積み重ねている印象もあるので、こうしたアプローチが他でも参考になる場面はありそう。でも全体として見ると、いつでも同じ成果になるとは限らないし、市場状況による差異もあり得るので注意かな。

サイドプロジェクトのマーケティング――たとえば無料の小さなツールとか、コンテンツやSEOを組み合わせたやり方――が、ここ最近で大きな変化をもたらしたという話があった。どうやら、Product Huntに載せるタイミングにもコツがあるみたいで、週明けから火曜くらいまでにローンチするのが良いとか、ごく簡素なメール配信や、創業者本人がTwitterで動画を出すなど、小技もちょこちょこ使われていたそう。 技術的にはBubble.ioというウェブ用のノーコードサービス、それからXanoっていうバックエンドのノーコードサービス、それにOpenAI（GPT-4）が組み合わさっている。決済まわりはStripe、メールはConvertKitかResendっぽくて、分析系はPlausibleとMixpanelを並行していることも多いとか。ビルド自体もスピード重視で進めていて、「BubbleとOpenAIなら週末だけでも形になる」とどこかで語っていた気がする。

運営面ではOpenAIへのAPI利用料が一番コストになっていて、一つの戦略につき千円前後かそれ以上になることもありそうだ。一回払い形式で売ることで利益率は八割以上になる場合もあるようだし、「毎月ちょっとずつ課金」よりも買いやすかった、と振り返る声も見かけた。「月額サブスクだけじゃ難しいサービスも少なくない」と注意喚起されていた場面もあったかもしれない。今後については、関連するAI系のツール（ランディングページ診断とかブランド生成器？）を追加しながらSEO強化やTikTokなんかにも力を入れる方向性があるようだ。メールベースのリピート導線、それに徐々に増えてきたSEO経由の被リンクによって少しずつユーザー流入が積み上がる……そんなイメージを持っている人もいるらしい。「うまく仕組み化できれば、SEOとメールだけでも他の派手な施策より効果的」といったコメントも散見される。ただ、この辺りはケースバイケースだろう。ざっくり言うと、「ユーザー数を三倍くらいまで伸ばせれば収益もそれぐらいにはなるんじゃない？」という考え方みたい。

一方でExcelFormulaBot（またはFormulaBot）というマイクロSaaS事例について触れた記事も読んだ覚えがある。創業者はデータ分析畑だったもののプログラミング経験ほぼゼロだったので、Bubble.ioとOpenAI APIを使って三週間ほどで試作品まで作ったという流れ。そのアイデア自体はExcelコミュニティ内ですごく反響があったようで、大手掲示板Reddit内でも相当数の評価票（万単位）が集まりアクセス急増につながったとか。最初期にはAPI利用料だけで五千ドル超えたこともあったそうだから、その後すぐ有料SaaSへ切り替えたとの記述を見る。本格ローンチ初日には八十人弱くらい登録者が集まり、それからProduct Hunt掲載時にも二十万円台中盤程度（1日）売上げたエピソードなど複数報告されていた。

最近では月商四千万円近くまで成長しているとも聞くけど、このあたり数字は多少前後している可能性あり。他にも細かな運営ノウハウや失敗談など話題になっていた気がするけれど、とりあえず全体として「専門知識なしでも工夫次第では短期間で形になる」「地道な拡散経路構築による積み上げ型モデル」という点はいろんな文脈でも語られていた印象だったかな。

サブスクリプションの料金体系を採用しているようだが、細かい金額は公表されていない。たぶん毎月支払う形で、そこまで高くない価格帯だと思われる。初日の申し込み数も七十人以上いたそうで、それだけでも「有料でも使いたい」という層が一定数いることを示していたらしい。

成長や集客については、どうやら自然発生的な拡散とSEOが大きかった模様。Redditに登場した直後、TikTokのフォロワーがかなり多いインフルエンサーたちが取り上げて、一晩で何千人単位の新規ユーザーが押し寄せたとか。そのあとGoogle広告も少し走らせたみたいで、「エクセルの関数 サポート」みたいな検索キーワードに絞って運用したとの話も出ている。さらに「SUMIFSの使い方」とか、割と具体的なノウハウ記事も作って検索流入を狙った形。最初はBubbleというノーコードサービスでサイトを作っていたけど、表示速度やSEO強化のためにFramerへ移行したらしい。

初期には無料プランを広めてバイラル効果も得られた反面、「全員ずっと無料」にしてしまうと収益化には結びつきづらいとも語っている。このあたりはどこも共通なのかもしれない。

技術まわりではWebアプリ部分はBubble.io、その裏側でOpenAIのAPIにつなぐワークフロー構成になっていて、本体はいわばAIツールラッパー＋ノーコード基盤という感じ。ただランディングページだけFramer製に切り替えて高速化を図った経緯があるっぽい。

課題として一番大きいと言われるのはAPIへの依存度だそうだ。例えばOpenAI側で利用規約や料金体系が急に変わればコスト計算にも響くだろうし、実際アクセス急増時には月額で四千ドル台後半ほど請求されたこともあったとか。それですぐ収益化策を始めざるを得なくなったみたい。また、「完全無料」を売りにするプロダクトの場合、広まりやすさとは裏腹に課金転換率はどうしても低くなる傾向について警戒感もうかがえる。

今後としてはコスト面ではよくある質問キャッシュなど工夫したり、新機能開発（例：Googleスプレッドシート連携）にも触れていて、大規模展開には色々考慮点ありそう。でも正直なところ、ごく小さなノーコードアプリでもニッチな困りごと解決できれば、四万ドル前後・それ以上（月商）の水準まで届くケースがある…そんな印象だった。

— 情報元：IndieHackersによるFormulaBotまとめ —

## TypingMind - ChatGPT向け拡張UI（Webアプリ）

TypingMind自体はTony Dinh氏による個人プロジェクトとして二〇二三年三月頃からスタートしたものと言われている。

ChatGPTのインターフェースを少し使いやすくしたようなサービスがあって、検索やフォルダー管理、プロンプトのテンプレート集みたいな機能も付いている。動作も速い感じだったかもしれない。開発者は週末だけで最初のバージョンを作り上げたと言っていたかな、APIはChatGPTのものをそのまま使い、AI自体に深いカスタマイズとかは特にしていないらしい。

値段設定についてだが、サブスクリプションではなく一度買い切り方式で提供された。金額としては二十数ドルから三十ドル弱くらいだったと思う。この手法が意外と効果的だったみたいで、そのローンチ週には何万ドル単位で売上が出たという話もある。ただ、そのピークは四日目ぐらいに来ていて、一日の売上が万単位まで到達した時期もあったらしい。それだけ需要が集中していた、と言えるかもしれない。

リリース当初は開発者自身がSNSでかなり多くのフォロワー（七万人台？）を抱えており、それを活用して話題づくりに成功したようだ。Twitter（今はXか）で紹介ツイートを流すと、瞬く間に注目されたとのこと。その結果Product Huntでも千票近く集まりデイリーランキングでもトップになったそうだけど、その背景にはフォロワーや口コミの影響も大きかったと思われる。他サービスと違うのは利用者側自身がOpenAIのAPIキーを入力する仕組みなので、運営側にはほぼ追加コストが発生しない点。もちろんこの方法だと1ユーザーあたり収益は抑えめになるけれど、一方で維持費用はほぼゼロになっている。このサービスではSEOやブログ記事による長期集客みたいな施策には特に力を入れておらず、その時流に乗った形とも言えるかもしれない。

技術面ではウェブフロントエンド（React系統か静的ホスティングっぽい印象）がメインとなっており、中身としてはOpenAI APIへの呼び出し部分だけ組み込んでいるそうだ。また自分でサーバー建てたい人向けにもセルフホスト版を提供している様子。UI部分さえ工夫できれば、新機能追加など小回りも利きやすかったろう。

ただ、このAPIキー依存モデルには懸念材料も見え隠れする。仮に将来的にOpenAI側が料金体系や利用規約を大きく変えたりすると、今ほど手軽さ・安定感が無くなる可能性も考えられる。また最近このジャンル（チャットUIアプリ）はかなり似たような競合製品も増えてきていて、「ピーク時の日商万ドル」レベルの状態を長期間保つには新しい価値提案や継続的改善なしでは難しくなってきている様子。一方、一度買えばずっと使えるので解約率自体はほぼ気にならない構造とも言える。この開発者曰く、多くのAIラッパーツールが月額課金へ走る中、「ちょっと高めな一括払い」にすることで差別化できた実感もあったとのこと。その早期成功事例から見ると、「思い切った特徴付け＋短期間開発＋タイミング次第」で予想以上の反響になることもある…そんな観察結果だったようだ。

ちなみに「Merch Wizard」「KDP Wizard」というAmazon関係のChrome拡張ツールなんかもちょっと紹介されていた気がする。それぞれプリントオンデマンドやKindle出版関係向けニッチツールという位置づけだったと思う。

このジャンルで自動化ツールを作る人はあまり多くないみたいだけど、リックという開発者が数年前から色々とやっていたようだ。なんか2018年頃に無料のちょっとしたツールを公開し始めて、少しずつ信頼を得ていったらしい。メールアドレスも自然と集まったとか。

最初に出した有料の拡張機能は「Merch Batch Editor」と言うやつで、なんと週末だけで作ったそう。価格も千円ちょっとだった気がする。そのシンプルなアプリでも、短期間で数十万円くらいの売上になってちょっと意外だったとか。まあ、その後も機能追加したりしてたみたい。

それから「Merch Wizard」というプロダクト管理用のツールにも取り組んでいて、これも3ヶ月くらいで形になったとかならなかったとか。その流れでKDP向けにも似たような拡張機能を出したらしい。これらは最初買い切りだったけど、その後定期課金制になったそうだ。一時期は月間収益が百万円近くまで伸びてたという噂も耳にしたことがある。でも、利用者のうち一割強くらいは毎月解約してしまう傾向があって、この分野ならではの難しさもある様子。

値付けについてはかなり控えめだった印象で、「Merch Wizard」なんかだと当初は二千円弱程度だったらしい。あと無料トライアルも用意していて、それが申込率アップには多少貢献していたとの話。

成長過程では特に広告費用をかけることなく進んだそうだね。Amazon系セラー向けのFacebookグループやReddit、自前のメーリングリスト（元々無料ツール配布時に集めたもの）などコミュニティ中心に広まった感じ。「まず役立つものを無償提供して信頼される」みたいな方針だったと聞いたことがある。それによって口コミや紹介経由でも新規ユーザーが入ってきやすかった模様。

技術面ではChrome拡張としてJavaScriptで作られていて、配布自体はChromeウェブストア経由＋Gumroadでライセンスキー管理という結構シンプルな仕組み。ただ解析についてはGoogle Analytics程度、サポート対応にはFreshdeskを使っていたという話。基本的には軽量な設計なので、一度リリースすると日々手間はそこまで多くない。ただしAmazon側のUI変更などには都度対応しなくちゃいけない場面もあったっぽい。

ちなみにこの手の商品はAmazonプラットフォームへの依存度が高いので、大きな仕様変更などが起きると細かく修正・更新作業が発生するケースもしばしば見受けられた、と何人かから聞いた覚えがある。

サポートの時間って、ユーザーが増えると自然に伸びていくこともあるみたいだね。リックという人は最終的に事業を売却したんだけど、確か月収が七十万くらいになったあたりで仕事を辞めたってどこかで読んだ気がする。一人でやってる創業者の場合、その規模になると隣接分野への拡張とか（リックもやったらしい）、全然違う新製品を作るみたいなステップに進むことも多いかな。彼の場合、早い段階で無料のChrome拡張機能を出してメールリストと評判を少しずつ積み上げたのが効いたっぽい。その土台のおかげで広告にほぼ頼らず成長できた…という話だったような。

キャスタネットというB2B向けのLinkedIn自動化ツールについてもちょっと触れておこう。マック・マーティンさんという一人起業家が２０２１年頃から始めていて、リンクトイン上で個別メッセージを大量に送れるサービスなんだそう。初期バージョンは一ヶ月ほどで作ったらしいけど、その前に見込み客へヒアリングしたこともあったとか。料金設定はフリーランスや小さな代理店にも合うように三段階くらい用意されていたと思う。

売上については細かく覚えてないけれど、中盤以降には毎月六十万円以上にはなっていたと聞いた覚えがある。それだけでも、一人運営なのにかなり需要が見込まれている分野だったんじゃないかな。この価格帯も法人利用前提っぽかったし。

集客方法として印象的だったのは、自分自身でもコールドメール（しかもLinkedInユーザー宛）を活用して顧客開拓した点。あとメールリストもちょこちょこ育てたり、LinkedIn内の投稿やグループなどコミュニティ活動から初期ユーザーを獲得した、と書いてあった気がする。誰でも感じる「地味だけど大変」な営業活動の手間を減らすという点が口コミにも繋がった可能性はありそう。ただSEOとかバズ狙いより、着実な営業アプローチ重視だった模様。

技術面では、ごく普通のウェブ系技術（フロントエンド＋API的なもの）とLinkedIn連携ツールとの組み合わせっぽかった。でも詳細までは公開されてなくて、「独立型ウェブアプリ」であってChrome拡張ではない、と補足されていた記憶も少しある。その後、このサービス自体も大きめ企業へ売却されたようだ。でもその時点ですでに健全と言える規模まで育っていた、と言われている。

LinkedInって、時々ロボット対策やらルールを変えたりするので、Castanetっていうツールはちょくちょく手入れが必要になるみたい。APIが少し変更されたりしたタイミングでメンテナンスが発生することもあるそうだ。ただ、大きめのCRMサービスが競合になったり、B2Bの顧客離れもリスクとして語られることもある。でも、一方ではサブスクモデルで価格帯も高い方だからか、ユーザー一人ひとりから得られる収益はかなり大きいっぽい。そのため、新しいクライアントが増えるごとに収益の伸びは結構早めに積み上げていける印象。ただし、もうちょっと先まで成長させようと思ったら、人手を増やすとかサポート業務を自動化するとか考えたほうがいいかもしれない。StarterStoryというサイトでそんな話を見かけた記憶。

WidebundleというShopify用バンドルアプリについては、Mat De Sousaさんという一人だけの創業者によるものだとか。商品をまとめて販売できる仕組みで、注文単価アップにつながりやすいと言われている。最初はFacebookグループあたりでアイデア拾ったそうだけど、本当に一週間くらいで形にしたんじゃないかな？月額料金はざっくり二千円弱ぐらいで無料プランなし。このシンプルな値付けのおかげなのか、登録して使う人には分かりやすかったみたい。

このWidebundle自体は、とても複雑な運営ではなくて、Shopifyアプリストア経由の流入やSNS上の口コミなんかが中心だったんじゃないかな。それに検索ワード的にも上位表示されていたこともあったとか。カテゴリ内ではまあまあ先行していたので、公式ニュースレターでも取り上げられていた感じ。あと本人はFacebookグループなんかでも質問への回答などよくしていた様子。同じ場所からヒント得たとも聞く。

技術面だと、多分Node.jsとかRuby on Rails辺り（Shopify系だと多い）を使っていて、AWSやHerokuあたりで動いている可能性ありそう。Shopify APIとの連携部分だけ押さえておけば、大規模な修正作業までは不要だったとも言われているよ。本格的な保守対応よりも、小さい調整だけして放置気味になっていた期間が長かった…そんなエピソードもちょっと耳にした気がするね。

Shopify向けのアプリでよく話題になるのが、プラットフォーム依存のリスクだと聞いたことがある。APIや規約がちょっと変わるだけで修正が必要になったり、利用者自体も結局はShopify全体の成長に左右されやすいみたい。Widebundleみたいなシンプルなアップセル系サービスの場合、料金もそこそこ抑え気味で月額二千円弱とかそんな感じらしいし、値上げするか機能を増やすしかないタイミングも来るかもしれない。将来的にはWooCommerceとか他にも広げていく選択肢も残しているようだね。ただ、こういう単一プランで口コミ・SNS拡散型のサービスって、多くの場合はShopify本体の成長やSEO頼りにじわじわ伸びていく傾向があるっぽい。
話は少し変わって、AutoAEというAI動画編集Webサービスについて最近見かけた記憶がある。開発者のAlexさんはここ半年くらい前にサラリーマンを辞めて専念したらしくて、自分でもRedditやLinkedInで語っていたような気がするんだけど…このAutoAE、最初の数ヶ月で月商七十万円くらいまで伸びたとか言われてたかな？Product Huntに出して反響集めたり、狙うユーザー層をかなり絞ってYouTubeインフルエンサーなんかと組んだらしい。細かい技術的な仕組みまでは公表されてないけど、多分PythonやJS、それからAI系APIとか色々混ざってる予感。価格帯もちょっと高めだったと思うし、とにかく初期プロモーションに力入れていた印象だけ残ってる。
こうした事例を並べると、それぞれ違ったジャンルでも共通点がちらほら見えてきそうだね。一番多かった作戦としてはProduct Huntなど「作り手」コミュニティへの投稿。それからHacker NewsやIndieHackers、Reddit、それぞれ関連性ありそうなFacebookグループなんかも使われていた気がする。あと無料ツールとかブログ記事を用意してSEOワード拾う手法も多かったかな？この辺は何年にも渡って地道に流入増えてきたという声も時々耳にする。その結果、ふとした時に無料ツールから会員登録して、その後有料化まで進む人も一定数いる感じだったような…。

競争があまり激しくないキーワードを使ったことで、なんとなく短期間で無料の被リンクやアクセスが増えたって話をする創業者もいる。数字にすると七十人ちょっとくらいしか集まらなかったみたいだけど、メールリスト作りがかなり大きかったとも言う人もいて、製品を出す前に数千人単位で登録者がいた例もあるとか。誰かは無料のChrome拡張を配布しながらアドレスを集めてたそうだ。ウェルカムメッセージとか商品の小話みたいなメール連鎖もよく使われるけど、それで完全に全員が買ってくれるわけじゃなくて、一部のユーザーには再度興味を引く手段として役立つことも。

SNSとかバイラル的な動きについては、既存のフォロワーやインフルエンサー頼みになってるケースが目立つ気がする。有名なX（旧Twitter）アカウントから広まったサービスもあれば、ショート動画の投稿で一気に登録者数が跳ね上がったツールなんかもあったりする。YouTube経由で知名度がじわじわ上昇した例もちらほら。それでも毎回急激に盛り上がるとは限らず、特定の投稿やデモ動画によって一時的に関心度が高まるだけだったという話も聞こえてきた。

料金体系については、一人または少人数体制だからなのか、大体シンプルなプラン設計になっていることが多い印象。一回限りの支払いで利用できるものや、ごく少数のサブスクプランしか用意していないケースなど。「AI系なら毎月払うほど頻繁には使わない」という考え方から、一括払い方式に納得感を持たせている場面もしばしば見かける。ただしサブスクリプションモデルの場合でも、細かい機能ごとに価格差を設けて平均単価アップにつなげようと工夫しているようだ。

規模拡大や運営面では悩みどころもちょこちょこ出てくる。APIなど外部サービスへの依存度が高いと、その値上げとか不具合時に影響受けやすいという指摘も。一部では「某有名AI APIだけ頼り切りだと危ないかもしれない」と警戒していた創業者もいたそうだ。また、大手ECプラットフォームやSNS連携ツールの場合、本家側の仕様変更にも柔軟に対応し続けないと厳しい場面になりやすい、と感じている人達も。

AI系APIコストは場合によって結構高めになることもあり、「一案件あたり数百円程度必要だった」と聞いた記憶。でもその金額は時期によって変動するので、収益化まで急ぐ必要性を感じたという声もちょっと耳にした。API価格改定などで利益率低下リスクあるため、利用量制御したりユーザー負担へ転嫁した事例もうっすら存在している。

あと地味だけど離脱率（チャーン）問題。月額課金タイプだとほんの少し減っただけでも売上への影響は無視できなくなることが多い。そのため、新機能開発とのバランス取りながら運営している例もしばしば見受けられたような…まぁ、この辺は各プロダクトごと状況違うので一概には言えない部分多そう。

サポートの負担って、ある程度まではCannyとかFreshdeskみたいなメールやUXのフィードバックツールで何とかなりそうだけど、月商が七十万円台を超えてくると、どうも一人じゃ回らなくなるチーム編成が必要になってくることが多いらしい。創業者の中には「だいたいこのあたりから外部委託や追加メンバーが不可欠」と感じた人もいるみたい。

AI系ツールの市場は正直ごちゃごちゃしてて、似たようなのばっか増えてる印象。規模を大きくしたいなら、どこにでもありそうな機能を寄せ集めても埋もれるだけ…という話も聞いたことある。FounderPalは「戦略的マーケティング×個人事業主」というすき間狙いだったから目立てたんだろうと言われている。「一つの顧客層、一つの導線」みたいな考え方が勧められてたけど、本当にそれで上手くいく場面もあるようだ。

土台さえできれば（ユーザー・コンテンツ・メルマガリストなど）、あとは利用者数に応じて売上も自然と伸びやすい傾向が見受けられる。FounderPalの場合、「ユーザー数を三倍にできれば、その分収入も三倍近くまで期待できそう」と話していたこともあるし。Widebundleは価格設定がかなり控えめで、新規ストア1件ごとにざっくり二千円弱くらい継続課金される仕組みだから、小さな積み重ねでも意外と効いてきたりするんじゃないかと思う。

実際、多くの開発者たちは追加機能だったり広告や提携施策など新しいマーケ戦略を重ねていけば、それぞれわずかな効果でも次第に重なって成果につながった経験を語っていた気がする。Rick Blyth氏なんかは「会社辞めた後もちょっとした希望が見えてきた」って言ってて、有料広告じゃなく無料情報発信＋コミュニティで信頼得る方法にも一定の手応え感じていた様子。

要点としては、一人開発者でも以下みたいな流れなら月商七十万円以上を達成できる例はいくつか観察された：短期間で絞ったSaaS/AIプロダクト（ノーコードやAPI活用）作成→何らかの既存コミュニティ（Product HuntやReddit、メルマガ）へのローンチ→定期または単発課金モデルによる収益積上げ→SEOやフリーツール提供・特化型コミュニティ活用などコスト抑制型チャネル利用による地道な拡大→ランニングコスト管理＆プラットフォーム依存度への注意、といった具合。

先述した各ケースでは、実際のおおまかな売上推移やタイムライン付きでこうした動きが記録されていたようなので、「明確な課題選定」「シンプルなAI/SaaS案」「速攻ローンチ」「相性良さげなターゲット層へ投入」「効果持続しやすそうな集客チャネルへ投資」といった段取りが、一つのお手本になる可能性はありそう。ただし状況次第なので誰でも再現できるとは限らないかもしれない。

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参考：
- Starter Story『3週間で作った製品から六十万円稼ぐまで』
- r/indiehackers『ノーコードAIラッパーSaaS 月商四十万円台』
- Tony Dinh’s Newsletter『7日間で二十万円強: その経緯』
- Starter Story『Amazon Merch販売者向けニッチChrome拡張開発記』
- Google Sheets『ソロデベロッパー月商七十万円超事例集』
- r/content_marketing『直近AI SaaS(ソロ) 3ヶ月で月商一〇万円到達まで』