SNSで本当の「つながり」を作る。ブランドが人々の心をつかむ秘密とは

AIよりも盛り上がってる?閉じたコミュニティがソーシャル空間で熱い理由

VMLのグローバル・チーフ・コネクションズ・オフィサーとして活躍しているエイミー・ウォーリーは、検索やPR、ソーシャル、インフルエンサー、それにメディア領域のプロたちを束ねている。まあ、いろんな業界のクライアントが今のマーケティング環境でなんとか目標に近づくよう手助けしてる感じ、と言えばいいのかな。

最近のソーシャル分野を動かしている大きな流れ……AIって答えても間違いじゃないし、実際そういう声もよく聞こえてくるけど、自分としては「閉じたコミュニティへの傾き」について話したい。何というか、多くの人が今までよりずっと限定的な場所に集まりたがってるみたいで、Discordとかマニアックなサブレディット、それからFacebookグループなんかで趣味や関心ごとについて語り合ってるんだよね。他にもストラバだとかグッドリーズ、レターボックスドみたいな“趣味専用アプリ”もちょっと増えてきていて。ニューヨークタイムズ料理アプリのコメント欄なんて覗いてみると、その雰囲気が伝わってくる時もある。

どうも、人々はこれまで以上に本物っぽさやちゃんとしたつながりを求めていて、自分の時間や注意力を投資する先には慎重になってきている気配。全部が全部そうとは限らないけど、多分そんな空気感がジワジワ広まってるんじゃないかなぁ。

ウェンディーズがDiscordで成功したようにブランドはどうファンと本物の絆を作れるか

最近よく耳にする話だが、いくつかのブランドは時代の流れをうまく掴んでいて、ウェンディーズなんかが熱心なファン向けにクローズドなDiscordコミュニティを始めたらしい。LBBから「プラットフォームごとに動き方も毎年のように変わってるし、ライブ配信で買い物できたりAIフィルター遊びがあったり…今どこで一番面白いクリエイティブな可能性を感じてる?」って聞かれてたかな。Amy曰く、「結局は卓越したコミュニティ運営に戻る」と言ってた気がする。広告主じゃなくて、その場の空気を読んで本当にそのコミュニティの一員みたいになれる体験作り、それがSNSではやっぱり肝心だと。Audibleも、TikTok内の『#BookTok』という本好きサブカルチャーで自分たちだけコンテンツ出すだけじゃなくて、本ごとの細かい話題やファンダム独特のネタにもコメント欄ですごく深く絡んでるっぽい。その手間とか信用度も尋常じゃないけど、ちゃんと成果になってるような印象だったかな。

LBBはまた、「SNS上ならブランドもちょっと人間味出せるとは思うけど、その“親しみやすさ”と“ちょっと甘すぎて痛々しい感じ”のバランスってどうしてる?」とも聞いていた気がする。

Comparison Table:
テーマポイント詳細
SNSの利点と欠点孤独感軽減の可能性SNSは居場所や仲間を見つける助けになることがある。
SNSの悪影響いじめや悪口の容易さ情報発信に対する責任意識が重要。
企業のSNS戦略戦略性の不足が失敗を招くブランドは自分たちの存在意義を明確にしないと無意味な投稿になる。
AI活用法効率化と新しいアイデア創出へのシフトルーチン作業をAIに任せ、人間がクリエイティブな仕事に集中できるようになる。
コンテンツ嗜好知識欲満たす内容と動物関連動画への興味教育的なコンテンツや心温まる動物ストーリーが魅力的であること。

ウェンディーズがDiscordで成功したようにブランドはどうファンと本物の絆を作れるか

Audibleの#BookTok戦略に学ぶ「広告主じゃなくコミュニティの一員」になる極意

自己自身のことを、ブランドはどれくらい把握しているだろう。つまり、アイデンティティとか価値観とか、そこに集まる人たちの雰囲気みたいなもの。何が独特なんだろう?本当に大事にしているものって?逆に絶対譲れない一線は?ただ皮肉っぽく振る舞うだけじゃ、その場しのぎで終わってしまって、結局すぐ話すネタも尽きてしまいがち。ブランドの声色ばかり気にして、中身となる考えや想いがおざなりになったら、なんだか空っぽだし…。ブランドがずっと同じテンションで、自分らしくふるまえたら、それだけでもかなり印象的。こういう一貫性と、人間味というか親しみやすさ――それが少しずつ積み重なって、信頼とか安心感につながる気がする。それこそ、「強いブランド」ってそういうものなのかなと思ったり。

「クラフト」についてどう感じているか、と誰かが尋ねていたけど…。ソーシャルメディアで言うなら、その場所ごとに独自のやり取りやお作法みたいなのがあって、それを自然に使いこなせること…そんなイメージ。あと、そのコミュニティのノリとか空気感にもちゃんと馴染んで、まるで理想としていたキャラクターそのままで存在できちゃうような状態。まあ完璧じゃないけど、多分そんな感じなんだろう。

ブランドがSNSで人間味を出すとき「自己認識不足」が一番危ないって本当?

ソーシャルメディアって、なんでもできるのが面白いところだと思うんですよね。ブランドの認知を高めたり、買いたい気持ちを少しずつ作ったり、見込み客につなげたり、その後も長く応援してくれる人を増やしたり。七つ八つぐらいの異なる目的に対応できる…そんな印象です。で、私たちみたいなソーシャル担当は、ユーザーの行動データとか、それぞれのSNSごとのクセ、あとはクライアントさんごとに違う目標——そういう色んな要素を組み合わせて、一番合うやり方を毎回考えている感じかな。オーガニック投稿も使うし、有料広告にも頼るし、インフルエンサーとのコラボや最近よく言われる検索最適化も混ぜて。何か一つだけ選ぶってことはほとんどなくて、それぞれが絡み合って結果につながっていくんですよね。

それにしても、SNSの現場って本当に大変だなぁと時々思います。コミュニティマネージャーとかソーシャルストラテジスト――まあ、この仕事している人たちはもっと評価されてもいい気がします。一日中画面越しに色んな声が飛び込んで来て、中には否定的だったり攻撃的だったりするコメントも混じってきますからね…。もう数えきれないくらい経験しましたけど、本当に大変な役割です。でも、その分だけ手応えもあるというか…。

ブランドがSNSで人間味を出すとき「自己認識不足」が一番危ないって本当?

各プラットフォームの言語を完璧に操る——それがソーシャル時代の「職人技」だ

VMLって、そこそこ大きなソーシャルチームがいて、なんだかんだでみんな自分たち専用のグループチャットを持ってるらしい。どうやらそこで意見交換したり、誰かが困った時にアドバイスし合ったり、今日はこうだったよとか愚痴っぽい話も出てくるみたい。時々ふざけて笑わせてくれたり、気持ちだけでも「頑張れ」って励ましたりもするようだし。 こういうのが全然ない人――特にコミュニティマネージャーとか、一人で何役も担う立場になった人――だと、大変さがぐっと増して孤独感も強くなるんじゃないかな、とか思ったことある。

社会的にはSNSについて色々言われてきた。なんとなくここ数年で「分断を煽る」とか「正しくない情報ばっか広まる」みたいな批判を耳にする機会が増えた気もするけど、一方で「自由な意見のやりとりの場だ」と支持する声も少なくはないっぽい。真実がどこにあるのかはわからないものの、そういう話題になること自体、この空間が今の世論や文化論争的なものに欠かせなくなっている証拠なのかな。

ブランドやSNS運用担当者、それから一人ひとりにも多分それぞれ責任みたいなものが求められていると思う。ただ正直言うと、ソーシャルメディアってどうしても悪意ある発信やデタラメ情報で溢れる側面は否定できない気がする。

オーガニックもインフルエンサーも全部使え!成果が出るソーシャル戦略の組み立て方

孤独を感じている誰かが、ちょっとした居場所や仲間を見つけられる…そんな場面もあったりする。SNSって、いじめとか悪口とか、本当に簡単にできちゃうし、そのせいで傷つく人もいる。でも逆に、たった一人の繋がりでも命を救えたり、何となく社会的に声を上げづらかった集団までもが、多くの人に届くこともあって。まあ理想としてはね、色んなプラットフォームが、人と人との素敵な繋がりだけ残して、嫌なやり取りはシャットアウトできればいいんだけど、それって現実にはほぼ無理なんじゃないかな。実際には運営側も本気で対策してるとは限らないし。

結局のところさ、情報を発信する側でも受け取る側でも、自分たちでよく考えて行動しなきゃいけないと思うんだよね。「これ本当かな?」とか、「変な噂広めてない?」みたいなのを常に意識しておいて、お互い敬意を持つことが大事。それから自分自身の心の健康にもちゃんと気を配らないと。

そういえばLBBが「企業やブランドがSNSでよくやっちゃう失敗って何ですか?」みたいな質問してて…。Amyさんは一番大きなミスは戦略性の不足だと言ってたような気がする。

オーガニックもインフルエンサーも全部使え!成果が出るソーシャル戦略の組み立て方

炎上対応からメンタルケアまで——最前線のソーシャル担当者を支える方法とは

ブランドって、何も考えずにSNSやり始めること、よくあるみたいですね。自分たちがどういう存在で、何を大事にしてて、どんな人たちと繋がりたいのか曖昧なまま…結局、誰にも刺さらない当たり障りのない投稿ばっかりになっちゃったりするんですよね。全部の人にウケたいけど、実際は全然響いてない感じ。そもそもSNSで発信する前に、自分たちのキャラクターとかストーリー――例えば「私たちはこれを大事にしている」「これは許せない」みたいな軸――あと、お客さんが熱中してるものとか、その辺をちゃんと掘っておいたほうがいいんじゃないかな。その積み重ねって後々すごく効いてくる気がします。

で、AIについて聞かれること多いですよね。最近、自分たちもAI使ったツールをあれこれ試しながら仕事進めてます。まあ、コンテンツの企画立てだったり、お客さん分析したり…ソーシャルリスニングから流行りそうな話題拾ったりするのに活用してますね。ブランドごとに専用のAIエージェント作ってコピー案出させたり、SNS用画像素材を色々バリエーション作ってみたり、とかそんな感じです。でも正直、「絶対こうすればOK!」みたいな攻略法はまだ見えてなくて、その都度微調整しつつ試行錯誤の日々かなぁ…なんとなくですが、新しいトレンドを七十回くらい見逃した後で「あ、これだ」って気付くこともあったような…いや、それでも割と早めには反応できてる方だと思います、多分。そのへんはまだ手探りですけど。

フェイクニュースも居場所探しも——ソーシャルメディアの光と闇と向き合う姿勢

人間を中心に考えて、技術は結局ツールでしかないっていう姿勢が強いんだよね。AIに任せられる作業――まあ、細かいルーチンワークとか、毎度のソーシャル施策なんかは、ほとんど機械で済ませちゃって、人間側はもっと新鮮なものやイレギュラーな課題に集中できる。実際、そういう“変わったこと”って思ったよりたくさんあるし。

ちょっと先の話をすると、AIがソーシャル領域にもたらすリスクとチャンスについて、長期的に見てどこが一番気になる?みたいなことを聞かれたりする。正直、自分でも時々妙に悲観的になる時があってさ……AI生成のアバターばっかり溢れてて、商品とかヘンテコな情報を延々と売り込まれるフィードばっかりになって、人間味なんてほぼ消えちゃう未来――うーん、それ考えるだけで憂鬱。でもまあ現実的には明るい面もあると思ってて。例えばコンテンツカレンダー作成とか、生産ブリーフのドラフト書き出しとか、ごちゃごちゃしたデータを何となく分類してテーマ分けするような作業……こういう地道な仕事、大半はAIの得意分野だから、そのぶん人間同士でちゃんと共感したりアイデア練ったり、新しいものを一緒につくる時間が増える。そこには希望もあるかな。

あと仕事抜きなら、自分の場合どんなSNSやコンテンツが好き?という話もされるけど、その辺はまた別のタイミングでゆっくり話せたらいいかな、とも思う。

フェイクニュースも居場所探しも——ソーシャルメディアの光と闇と向き合う姿勢

AIでコンテンツ量産する未来より怖いのは「戦略なき投稿」という凡ミス

クリエイターやインフルエンサー、コミュニティについて好きなものを聞かれたとき、Twitterがずっと自分の居場所みたいだったって話、よく思い出す。もう無くなっちゃった気がして、寂しい感じが抜けない。代わりになりそうなアプリ、いくつもあるにはあるけど…前のTwitterほど盛り上がってるところは見当たらないかな。最近は結局インスタとかTikTokでだらだら見てる時間が一番長いかも。Redditも何か調べたい時によく使うし、あそこの情報量は他と比べて数倍多い気がする。

中でも、自分が特に惹かれるコンテンツには何となくだけど二つのタイプがあるような気がしてて。ひとつは知識欲を満たすやつ。科学とか歴史とか文化系?どうやって物事が動いているのかとか、そんな内容にハマりやすいんだと思う。それからもう一方は犬とか動物関係の動画だったりするかな。

それから…ちょっと変わった例だけど、とある洋服ブランドのInstagramアカウントなんかも面白くて。ただ単純に商品紹介してるわけじゃなくて、日本的な美意識について語ったり、古いメンズファッションブランドの歴史を掘り下げたり、生地選びへのこだわりまで話したりする。その辺の話題ばっかだから逆に楽しいんだよね、多分普通の宣伝より全然惹き込まれることも多かった気がする。

歴史解説から犬動画まで——ソーシャル業界のプロがハマっている意外なコンテンツ

動物のことになると、なんだか救われる気がするんですよね。彼女が保護している犬たち、毎回違う子で、それぞれに少しずつ元気を取り戻していく様子とか、最終的には新しい家族のもとへ行ってしまう流れ…そういうのを見るだけで、どうにも心が温まるというか。ネットの世界って不思議で、犬の動画なんてもう数えきれないほどあって、一生かけても全部は見切れない感じ。だからこそ、何となく日々頑張れるんです。

ソーシャルメディアについてこれから始めようと思っている人たちへのアドバイス…まあ難しいですよね。正直なところ、この分野は本当に変わりやすいし、自分が今やっている仕事も数年後には全然違うものになっていたりすることが多いみたいです。いや、それどころか二年もしないうちに何もかも変わることだってあるし。その変化にワクワクできるタイプなら、なんだか向いている気がしますね。あと、新しいもの好きとか、人と一緒に考えるの楽しいとか、学ぶのを面倒くさがらない性格なら尚更良いかな、と私個人としては思います。

それと…文化や時代の空気感みたいなものを掴む手段としては、本当にソーシャルほど便利な場所はあまり無いんじゃないかな?とは言いつつ、自分でもまだ全部理解しきれている自信はなくて、ときどき置いて行かれる感じもあります。でも、その辺りも含めて面白さなのかなぁ…。

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Comments

  1. Guest 2025-06-11 Reply
    ねえ、ソーシャルって本当にこんな深いの?素人目線からすると、結局みんな同じこと言ってない?インフルエンサーとか企業って、本当にユーザーのこと分かってるのかな…って正直思っちゃうけど