最近ね、転職活動してる友達とか後輩から、なんか良いツールない？ってすごい聞かれるんですよ。正直、今の時代の転職活動って、なんかもう…終わりのないモグラ叩きみたいじゃないですか。履歴書をちょっと直して、職務経歴書を更新して、で、企業のウェブサイトにある、あの微妙に使いにくいフォームに延々と自分の情報を打ち込んで…。
特にカバーレターとか、志望動機とかね。一件一件、ちゃんと魂込めて書こうとすると、マジで時間だけが溶けていく。で、結局、応募しても返事も来なかったりして。心が折れそうになる気持ち、すごく分かります。
そんな中で、「AI使ったら、この面倒な作業、全部自動化できるらしいよ」っていう話が出てきたんです。その代表格が、今回話す「OwlApply」っていうツール。本当に楽になるのか、それともただの今流行りのAIツールなのか。僕も気になったんで、実際にガッツリ使ってみました。正直な感想、話しますね。
要するに、OwlApplyってどうなの？
先に結論から言っちゃうと、これは「魔法の杖」じゃないです。ポチッとしたら内定が出るとか、そういうもんじゃない。でも、間違いなく「超優秀なアシスタント」にはなってくれる。特に、転職活動で一番ウンザリする、あの単純作業の時間を劇的に減らして、もっと大事なことに集中させてくれるツール、っていうのが僕の評価です。
応募書類の準備とか、そういう「作業」に忙殺されて、肝心の企業研究とか面接対策がおろそかになってる人には、マジで救世主になるかもしれない。
他のレビュー記事じゃ、正直よく分からなかったこと
これ系のツールについて調べると、だいたい機能の紹介で終わってるんですよね。でも、僕らが本当に知りたいのって、そこじゃない。で、僕が特に気になってたのは、この辺り。
- 日本の転職サイトで本当に使えるの？：海外ツールだから、リクナビとかマイナビみたいな日本のサイトに対応してなかったら意味ないし。
- 「質より量」で応募しまくるツールなの？：1000件応募しました！みたいなのって、結局スパムと変わらないんじゃないか、とか。
- ATS（採用管理システム）って言うけど、本当に効果あるの？：キーワードを入れればOKみたいな話、そんな単純なのかな？
この辺の、ちょっと突っ込んだ「実際どうなの？」って部分を、今回は中心に話していこうと思います。
で、実際に使ってみてどうだったか？
僕が試したのは、主に4つの機能。一つずつ、使ってみた素直な感想を言っていきますね。
AIによる履歴書チェック：もうキーワードで悩まない
これ、めちゃくちゃ便利だった。転職活動って、応募する企業ごとに履歴書や職務経歴書を「最適化」するのがめちゃくちゃ大事じゃないですか。でも、何が正解かなんて分からない。勘でやるしかない。
OwlApplyは、求人票のテキストをコピペすると、AIが「あなたの経歴書には、このキーワードが足りないよ」って具体的に教えてくれるんです。例えば、僕が試しにマーケティング職の求人でやってみたら、僕の職務経歴書には「SEO」とか「Google Analytics」っていう言葉が弱いって指摘されたんですよ。で、言われた通りに過去の業務内容にその辺の経験を追記したら…なんと、AIが判定する「ジョブマッチスコア」が65%から89%に跳ね上がった。これ、すごい。
これはいわゆる Applicant Tracking Systems (ATS) っていう、企業が使ってる自動足切りシステムを突破するためにめちゃくちゃ重要で。人間が見る前に、AIが「この応募者はウチの求めるスキルと合ってないな」って判断して、勝手に書類を落としちゃうことがあるんです。知ってました？ある調査だと、応募書類の75%は人間が見る前にこのATSで弾かれてるって話もあるくらい。だから、この機能は本当に心強い。自分一人でやってたら、絶対気づかなかったポイントでした。
応募フォームの自動入力：あの地獄のコピペ作業よ、さようなら
これですよ、これ。僕が一番期待してた機能。WorkdayとかGreenhouse、あとLinkedInとかIndeedみたいなサイトで、何回も同じこと（名前、住所、学歴、職歴…）を入力するの、本当に時間の無駄だと思ってたんで。
OwlApplyのChrome拡張機能を入れると、ボタン一つで、自分のプロフィールに登録しておいた情報が全部バーッと自動で入る。これは快感でしたね。LinkedIn Easy ApplyとかIndeedでは、ほぼ完璧に動きました。
で、ここが一番気になるポイントだと思うんだけど、日本のサイト、リクナビとかマイナビで使えるの？って話。正直に言うと、完璧じゃない。サイトの作りが特殊だったりすると、いくつかの項目は空欄のままだったり、違う場所に入っちゃったり。でもね、それでも8割くらいは埋めてくれる感じ。残りの2割を手で直すだけなんで、全部手でやるのに比べたら、体感ですけど時間は1/5くらいにはなりました。これはデカい。
AIカバーレター生成：白紙を前に固まる時間をゼロに
志望動機とか自己PRとか、毎回ゼロから書くのってしんどいですよね。OwlApplyは、これも求人票を読み込ませるだけで、それっぽいドラフトをAIがバッと作ってくれます。
ただ、正直に言うと、AIが最初に生成した文章は、ちょっと…硬い。いかにも「AIが書きました」みたいな、丁寧だけど魂のこもってない文章。でもね、これが「たたき台」として最高なんです。自分でゼロから考えると何時間もかかるのに、AIが出してくれた文章に「自分の具体的なエピソード」とか「その会社で特に魅力を感じている点」をちょこちょこっと加筆修正するだけで、すごく自然で、自分らしい文章に化けるんですよ。白紙を前にウンウン唸る時間がなくなるだけで、精神的な負担が全然違います。
OwlApply vs. 他のツール (Teal, LazyApply)
こういうAI転職ツールって、他にもいくつかあるんですよね。よく比較されるのが「Teal」とか「LazyApply」。じゃあ、どれを選べばいいの？って思うじゃないですか。僕なりに比較表を作ってみました。
| 機能 | OwlApply | LazyApply | Teal |
|---|---|---|---|
| 応募フォーム自動入力 | ◎ かなり優秀。でも日本の独自フォームはたまにミスる。 | ○ やってくれるけど、設定がちょっと面倒な印象。 | × この機能はない。 |
| 履歴書/職務経歴書 最適化 | ◎ 求人ごとに具体的にキーワードを提案してくれる。スコアも出る。 | × ほぼない。とにかく応募することに特化。 | ○ 結構いい。OwlApplyといい勝負。管理機能が強い。 |
| AIカバーレター生成 | ○ たたき台として優秀。修正は必須。 | × なかったはず。 | ○ こっちもあるけど、OwlApplyの方が自然な文章に近いかな？って個人的には思う。 |
| 大量応募（数撃ちゃ当たる戦法） | △ そういう思想じゃない。質の高い応募に集中する感じ。 | ◎ これが本業。でも質より量って感じかな…。 | × できない。応募管理がメイン。 |
| 料金（月額） | だいたい$30くらいから。無料トライアルあり。 | $100近いプランもあって、意外と高い。 | 無料でも使えるけど、本格的に使うなら$9/週とか。 |
要するに、どういう戦略で転職活動を進めたいか、で選ぶのがいいと思います。
- とにかく質を重視して、一社一社ちゃんと狙って応募したい。でも、作業は効率化したい。→ OwlApply が一番バランスいい。
- もう質とかどうでもいいから、とにかく何百社にも応募して、確率論で戦いたい。→ LazyApply …だけど、個人的にはおすすめしない戦法かな。
- 自分で応募先はじっくり探す。ただ、書類の管理とか、進捗トラッキングをきれいにやりたい。→ Teal が向いてる。
でも、魔法の杖じゃない。注意点とか、イマイチなところ
ここまで良いことばっかり言ってきたけど、もちろん完璧じゃないです。使ってみて「うーん」って思ったところも正直に話します。
- AIのカバーレターはやっぱり手直し必須：さっきも言ったけど、生成された文章をそのままコピペで出すのは絶対ダメ。自分の言葉で血を通わせる作業は必要です。これをサボると、逆に「あ、この人ツール使って適当に応募してきたな」ってバレるリスクがある。
- 日本の特殊な応募フォームには弱い：やっぱり海外製ツールなので、日本の企業が独自に作ってる、あのちょっと古めかしい感じの応募フォームとかだと、結構な確率で入力ミスが起きます。過信は禁物。
- サブスクリプション料金がかかる：無料トライアルはあるけど、継続して使うならお金がかかります。まあ、転職成功までの時間をお金で買うって考えれば、ランチ数回分の投資としてはアリなのかな、とは思うけど。
あと、大前提として、アメリカだと一つの求人に250通も応募が来るなんて話もあるけど、日本の場合は、厚生労働省が発表してる有効求人倍率とか見ても、そこまで極端な状況じゃないことも多い。だから、やみくもに応募数を増やすより、やっぱり一社ごとの質を高める方が、結果的に近道なのかなって思いますね。そういう意味でも、OwlApplyの「質を高める」っていう方向性は、今の日本の市場に合ってる気がします。
結論：じゃあ、誰におすすめ？
色々話してきましたが、まとめると、OwlApplyはこういう人にはめちゃくちゃ刺さると思います。
使うべき人：
- 複数の企業に同時並行で応募していて、書類作成と入力作業にウンザリしている人。
- 自分の職務経歴書が、ちゃんと企業に評価される書き方になってるか不安な人。
- 志望動機を書くのが苦手で、いつも白紙の画面を前にフリーズしちゃう人。
- スプレッドシートでの応募管理がもう限界な人。
いらないかもしれない人：
- 「ここしかない」っていう本命企業に絞って、超じっくり時間をかけて応募する人。
- 完全無料のツールじゃないと嫌だ、っていう人。
転職活動って、本当に孤独で、精神をすり減らす戦いですよね。でも、こういう便利なアシスタントツールを使うことで、無駄なストレスを減らして、もっと「自分をどう見せるか」「面接で何を話すか」みたいな、本来集中すべきクリエイティブな部分に時間を使えるようになる。それだけでも、使う価値は十分あるんじゃないかな、というのが僕の正直な感想です。
ちなみに、皆さんが転職活動で「これ、マジで面倒くさい…」って思うのって何ですか？書類？面接対策？よかったらコメントで教えてください。
