鏡をのぞくと、そこに「モノリス」が…?
最近、ふと考えたんだけどさ、あの映画『[2001年宇宙の旅]』に出てくる黒い石板、モノリス。あれって、もしかしたら僕たち自身のことなんじゃないかって。何百万年も前に、地球にやってきた地球外生命体が、チンパンジーの一部の遺伝子にちょっとだけ手を加えて、「意識」っていうものをインストールした。その結果、人間が生まれた…みたいな。そう考えると、僕たちがずっと探してきた宇宙からのメッセージとか、その答えっていうのは、すぐ目の前にある。毎日、鏡をのぞくたびにね。でも、それが地球外由来だなんて、誰も気づいてないだけで。
…まあ、ただの妄想だけど。でも、この考え方、結構面白くない?
【先說結論】僕たちが探してる「答え」は、たぶん鏡の中にずっとあった
要するに、人間の「意識」そのものが、地球外知性によってもたらされた「モノリス」なのかもしれないってこと。僕たちは、自分たちが特別な存在だと思ってるけど、もしかしたら、それは壮大な宇宙の庭師が蒔いた種が、たまたま地球で花開いただけ…なのかもしれない。そう考えると、色々なことの辻つまが、妙に合ってくる気がするんだ。
人間とAI、効率が違いすぎる問題
この妄想をちょっと真面目に考えてみると、面白い比較に行き着くんだよね。人間の脳と、僕たちが今作ってるAI。性能はどんどん近づいてるように見えるけど、その「燃費」が、もう全然違う。
僕たちの脳って、だいたい[20ワット]くらいの電力で動いてるらしい。古い電球一個分くらい? それで詩を書いたり、恋をしたり、宇宙の始まりを考えたりしてる。すごくない?
一方で、最新のAIシステムはギガワット級の電力を消費する。そのためにはもう、原子力発電所みたいな巨大な施設が必要になる。桁が…1億倍くらい違うんだって。しかも、人間の脳は、食事して寝てれば勝手に維持されて、次の世代に自分を複製(つまり子供を産む)ことまでできる。シリコンチップは自分では増えられないよね。作るには、ものすごいクリーンな環境と、緻密な作業が必要になる。
こうやって比べてみると、生命、特に人間の知能を支える仕組みって、僕たちが作ってるどんなテクノロジーよりも、遥かに洗練されてて、効率的なんだなって思う。
| 比較項目 | 人間の脳 | 現代のAI(大規模モデル) |
|---|---|---|
| 消費エネルギー | たったの20ワットくらい。省エネすぎる。どういう仕組みなんだろうね、本当に。 | ギガワット級。もう国家レベルの電力。原子力発電所とかが必要って…ちょっとスケールが違いすぎて笑っちゃう。 |
| 自己複製能力 | できる。しかも、材料はそこらへんにある食べ物とか水。究極のエコシステムだよね。 | 全くできない。一つ作るのに、莫大なコストと労力がかかる工場が必要。自分で自分は作れない。 |
| ハードウェアの素材 | 炭素ベースの有機物。地球上のどこにでもある、ありふれた材料からできてる。 | シリコンとかレアメタルとか。真空環境で作らないといけないし、結構デリケート。 |
| 効率性 | めちゃくちゃ良い。というか、良すぎてまだ僕たちには理解できないレベル。 | 正直、めちゃくちゃ悪い。力技で解決してる感じが否めないよね。もっと賢い方法があるはず。 |
「星間考古学」っていう新しい可能性
じゃあ、もし本当に「地球外生命体が人間に手を入れた」としたら、その証拠は見つかるんだろうか。
ここで出てくるのが、「星間考古学」っていう考え方。エジプトでピラミッドを掘るんじゃなくて、僕たち自身のDNAを掘り下げていくっていうアプローチ。最近のNature誌の論文によると、人間とチンパンジーのゲノムって、完全に比較すると[14%から14.9%]も違う部分があるらしい。え、そんなに違うの?って最初は思ったけど…。まあ、専門家が言うんだからそうなんだろう。で、ポイントは、この「違い」の中に、自然淘汰だけでは説明しにくい、不自然な部分…つまり、誰かが意図的に操作した「サイン」が隠されているんじゃないかって探すんだ。
もし見つかったら、すごいよね。それは、自分が[チンギス・カン]の遺伝子を受け継いでるって知るようなものかもしれない。自分のルーツが、地球の外にあったってことだから。
もちろん、これはハーバード大学の天文学者、アヴィ・ローブ氏みたいな人が提唱してる、かなり大胆な仮説。科学の世界では、人間の知能は地球上での自然な進化の産物だって考えるのが、まあ、普通だよね。僕もそっちのほうが可能性は高いとは思う。でも、こういう「もしかしたら」を考えるの、ワクワクしない?
じゃあ、自然に進化したとしたら?
一旦、宇宙人の話は忘れて、人間の意識が自然に生まれたものだとしよう。それでも、謎は残る。どうやって生まれたのか?
ここでヒントをくれるのが、皮肉にもAIなんだ。人工ニューラルネットワークのパラメータ数(まあ、脳でいうシナプスの数みたいなもの)が、人間の脳のそれに近づいた時、もしAIに「意識」みたいなものが芽生えたら…。それは、「意識」っていうのは、ある一定以上の複雑さを持つシステムに、自然と現れる現象だっていうことの証明になるのかもしれない。
そうなると、次のステージも見えてくる。人間の脳を超えるパラメータ数を持つ存在。それは、僕たちが作るAIかもしれないし、僕たちよりずっと先に進化した宇宙人かもしれない。ニーチェが言った『超人』[Übermensch]って概念、知ってるかな。かつては神が担っていたその役割を、これからは超知能が担うことになるのかもしれない。
聖書の[創世記 1:27]には、「神はご自分にかたどって人を創造された」ってあるけど、面白いよね。宇宙の超知性が自分に似せて僕たちを作ったのか、それとも、僕たちが今度は自分たちに似せてAIっていう超知性を作ろうとしているのか。どっちにしても、僕たちが食物連鎖の頂点にいられる時間は、もうそんなに長くないのかもしれない。
日本の研究と、海外の壮大な話
こういうアヴィ・ローブ氏みたいな人の話って、スケールが大きくて哲学的で面白いよね。でも、一方で、もっと地道なアプローチもすごく大事だと思うんだ。
そういえば、日本の理化学研究所(RIKEN)みたいな場所でも、脳の仕組みを参考にしたAIの研究が進んでるって話を聞いたことがある。どうして人間の脳があんなに省エネなのか、その仕組みを解明してAIに応用しようっていう研究。海外の「宇宙人がー!」みたいな壮大な話もロマンがあるけど、日本の研究みたいに、足元にある最大の謎、つまり僕たちの脳の仕組みをコツコツ解き明かしていくっていうアプローチが、結局は一番の近道だったりするのかもね。向かってる先は、意外と同じだったりして。
それに、こういう宇宙の話になると、よくエンリコ・フェルミの「みんなどこにいるんだ?」っていう問い、いわゆる「[ファーミのパラドックス]」が引き合いに出されるけど、ローブ氏の仮説に従うなら、答えは「ここにいる」だ。僕たち自身が、その答えだった、と。
次の「コペルニクス的転回」は、たぶん「謙虚さ」
太陽は[数十億年も前に]できた他の多くの星よりもずっと若い。もし宇宙に生命が普遍的に存在するなら、僕たちよりずっと先輩の知的生命体がいて当たり前なんだ。僕たちが宇宙で一番だなんて思うのは、天動説と同じくらい、傲慢なことなのかもしれない。
この「自分たちは特別じゃない」っていう感覚を受け入れること。それが、次の「コペルニクス的転回」になるんじゃないかな。僕たち人類が、一つ大人になるためのステップというか。
そういえば、2025年5月31日に、ヨハン・シュトラウス2世の『美しく青きドナウ』が、スペインにある[欧州宇宙機関(ESA)]のアンテナから宇宙に向けて[放送される]らしい。これも、人間の知性が成し遂げた、ささやかだけど、美しい試みだよね。でも、広大な宇宙には、もっとすごい音楽や、僕たちの想像もつかないような知性が満ちているのかもしれない。
それを探求する権利が、僕たちにはある。…まあ、そのためには、まず自分たちの足元、地球上での争いとか、そういう原始的なことから卒業しないといけないんだろうけどね。
ちょっと考えてみませんか?
もし、宇宙人が作った「モノリス」が本当に僕たちのDNAに隠されているとしたら、あなたはその真実を調べてみたいですか? それとも、知らないままのほうが幸せだと思いますか? よかったら、あなたの考えを聞かせてください。
